8月の予定

8月も3回稽古あり〼。

8月5日(土)、19日(土)、26日(土)

で、5日と19日の間が一週とんでいますのでご注意ください。
なお、5日は19:30スタートとさせて頂きますので、ご了承ください。

場内、非常に暑いため、飲料水とタオル、着替えなどをご用意お願い致します。




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縮む・膨らむ

自分を客観的に見る、というのは非常に難しい事です。
武術の型でも同じで、自己イメージと実際の動作のギャップが大、という事はよくあります。
いつも先生とマンツーマンだったら直してもらえますが、そういう環境にいる人は相当恵まれていますので、普通は自分で何とかするしかありません。
管理人は時々、型をビデオに撮ってチェックしますが、「何だこりゃw」と笑うしかないものが写っている事がよくあります。

●縮む・膨らむ

Kさんがある講習会で功法を学んでこられたそうなので、レクチャーして頂きました。
呼吸を伴って胸・腹を膨らませたり縮めたりする、いわゆる「内功」です。
内功というと神秘的なイメージを抱かれ勝ちですが、大部分は体の動きにくい所を動かせるようにする鍛錬です。

重要なのは「限界と思っている所から”もうちょっと”頑張る」事だそうです。
出来る範囲でやっていると心地よくて健康法にはなりますが、武術的な鍛錬にはなりません。
ギリギリの所からほんの少しだけ限界を超える。
それが平気になったら、更にもうちょっと限界を超える。
この繰り返しが常人の壁を破るコツではないかと思います。

この「膨らむ・縮む」はあらゆる武術に共通する身体操作です。
柔術では息を吹き込むとピュルーと伸びる玩具の笛のような感じ、という表現をされますが、
「押す」のではなく、体の中から「伸ばす」
「引っ張る」のではなく、体の中へ「縮む」
のです。
「押す」だと手だけが前に出て体と手の間がスカスカですが、「伸ばす」だと体と手の間に詰まっているものがあるので容易に押し返せません。
太極拳では中に詰まっているのが「ポン勁」という力だと言っています。

打つのも蹴るのも全てが中心からの膨らみと縮みの延長、ではないかと思います。


●間をつなぐ稽古

伝統武術が現代格闘技と戦ってやられてしまう例が多々ありますが、これは伝統武術の経験不足から来るのではないか、という話をしました。
伝統武術は刀とか槍で戦う経験は積んできましたが、ボクシングとかフルコンタクトのように徒手でルールを決めて戦うという事は今までやって来なかったので負けるのは当然だ、という事です。

HKさん曰く、型をやっただけでいきなり自由な打ち合いをやるのは無茶なので、その中間が必要だ、という事なので、色々試して見ることにしました。

例えば古流の剣術では、組太刀といって2人で木刀を持って決められた型で打ち合う稽古があります。
油断すると大ケガしますから、攻め手も受け手も緊張感を持って稽古しています。
こういうお約束でありながら緊張感を伴う組み練習を積んでおかないと、自由にやり合う時に恐怖心ばかりが先に立って動けないのではないでしょうか。

考えてみると、今まで中国の武術とか日本の柔術とか色々教わりましたが、こういう組太刀的な練習ってあまりやった記憶がありません。
HKさんも、Kさんもやった事がない、とおっしゃっていました。
伝統派にはやはりこの当たりが欠けているように思います。

という事で、型と自由の間の約束稽古を今後のテーマの一つにして行こうと思います。
課題がどんどん増えていきますね(笑。


8月は5日(土)から開始致します。
宜しくお願い致します。




剣(つるぎ)・タオル取り

「お役所の掟」の著者である、故・宮本政於氏は日本の医大を卒業後、アメリカに渡って研修を受け、教える立場も経験されたそうですが、日米の医学部の違いについて興味深い話を残しています。

まず日本の医大で講義を受けた際、教授の言う専門用語が分からなかったので周りの学生に聞いてみたら誰も知らない。
だけど、誰も教授に質問しない。
仕方ないので自ら手を上げて質問したら、教授は一言「●●だ」と簡潔に答えただけで終わり。
教室中の学生が質問をした宮本氏にビックリしていたそうです。

やがて宮本氏はアメリカで助教授として働き始めるのですが、こちらでは学生は遠慮なく質問してきます。
ある学生からは「自分が本で読んだ事と、宮本先生が言っている事が違っているんだが、どっちが正しいのか」と問われ、その場で答えられなかったので、後で調べて答えると約束して納めたそうです。

日本では先生の言うことは絶対で間違いは無いので黙って受け入れるものだ、という風潮があり、質問も憚られる雰囲気なんですが、アメリカでは先生の言うことでも疑問に思ったらどんどんそれをぶつけてきます。
学生だけでなく、先生も鍛えられる環境にあるのです。
その結果か、アメリカの医学のレベルは日本をはるかに上回っているのだそうです。

これは医学部の例なんですが、日本では全般的に先生と学生が、こういうお互いに高め合う関係になっていない様に感じます。
つまり、全般的にレベルが上っていかない、という事になろうかと思うのですが、いかがでしょう。


●剣(つるぎ)

最近、太極拳の剣(つるぎ)を研究しています。
人を斬る刃物としては日本刀とか湾曲したナタの様なナイフの方が効率が良いのですが、直っすぐで引き切りする必要がある剣は間合いを厳密に見極めたり、折れないように繊細な取り扱いを求められるので、身体操作を磨くのに良さそうだ、と考えて始めました。

陳式太極拳の武器術に詳しいHKさんにレクチャーを受けながら、剣を実際に使うにはどうしたら良いか研究してみます。
(といっても人を斬りたい訳じゃないので誤解なきよう)
表演用のジュラルミン剣だと軽いし打ち合いが出来ないため、真剣の重さに近い樫の棒を用意しました。
(ホームセンターで見つけた大鎚用の柄・1200円)

剣は刃渡りが800ミリぐらいあるのですが、切ろうとすると刃の根本から切っ先までを使った引き切りをしなければならないため、かなり相手に接近する必要があります。
だいたいお互い手を合わせた距離の1.5倍ぐらいが目安なので、徒手の間合いとあまり変わりません。
HKさんの説明では、フルコンタクトの間合いにほぼ等しいそうです。
この距離で長い刃物を振り回すのはかなり度胸が要ります。

新撰組の土方歳三は若い連中に刀で人を斬る時の心得として、
「自分のへそを相手のへそにくっつけるぐらい近寄れ」
と教えていたそうなので、刃物が長いからといって間合いが遠い訳ではないみたいです。

剣は片手で持つものですが、真剣はかなり重いと考えられます。
両手で扱う日本刀とそれほど変わりません。
今回使用した木剣は500gぐらいなんですが、これでも振り回すと体が泳ぎそうになります。
剣を片手で振るとなると体全体で重みを受け止める必要があり、それをうまくやる事が結果的に効率的な体使いになるのでしょう。

ちょっと検討しただけでも様々な問題点が見つかったので、引き続き研究を進めたいと思います。


●タオル取り

HKさんの提案でタオリ取りというのをやってみました。
まずタオルの端をシャツの首元に入れ、ネクタイみたいに前に垂らします。
これで相手のタオルを奪い合います。
タオルを取るのに相手の手を封じたり、逆に取ってくる手を受け流したり、取られない間合いを図ったりします。
前掛けが一番簡単で、次にタオルを首にかけ、最後に後ろ襟から垂らしたタオルを取り合います。
後ろのタオルを取るには素早く回り込んだり、手を滑り込ませたりとかなり難しいです。

殴り合ったりしないのでコンタクトに慣れていない人でも実践出来て、安全で効果が高そうなトレーニングです。
武術練習会の定番としてちょくちょくやってみようと思います。


今月はもう一回、22日に稽古あります。
宜しくお願い致します。



アライメント調整

管理人は昔、合気道をやっていた時に思いっきりぶん投げられて受け身を取り損ね、ご丁寧に両肩を肉離れしました。
以来、切れた所が変に癒着し、両腕を上げても「Y」の字みたいになって頭の上で両手をくっつける事ができなかったのですが、スペシャリスト・I さんにちょっと体を整えてもらったら、次の瞬間から何の問題もなくなって両手を頭の上で合わせることが出来るようになりました。

動かないと思っているのは単に脳がリミットをかけているだけの場合も多く、ほんのちょっとした事でリリースされます。
また、その逆にちょっとの影響で動かなくなったりもします。
難しい操作は「ほんのちょっと」の何かで解決されるものかも知れません。


●回転ベクトルの玩具

HKさんが面白い玩具を持ってきてくれました。
名前は不明ですが、中にベアリング状のジャイロが入っていて、最初の回転にうまくアクションを与えるといつまでも回ってくれる、というものです。
これだけでも面白いんですが、管理人は回転ベクトルの合成が分かりやすく現れるサンプルだと思いました。
回っている方向と直角に回転を加えると、別の方向に合成された力が働いて手がグッと引っ張られます。
手に収まる小さな玩具でこれだけのベクトルを体感できるなら、人間が全身の力でやったらさぞかし効果が大きいのではないでしょうか。

●アライメント調整

Kさんがちょっとした整体を教わってきたそうで、実験してみました。
具体的な方法はここで書けませんが、体のある部分をちょっと「締めて」やるだけです。
管理人が実際にやってもらったんですが、確かに効果があるように思います。

物体が動く時に基準となる点とか線の存在は重要です。
例えば、何かを回転させるときに軸がぶれているとエネルギーのロスが大きい。
旋盤という丸い棒を回転させて削る機械に材料をつける時、軸がなるべく回転の中心に来るようにしないと精度が出ないばかりか、チャックから外れてすっ飛ぶ事もあります。

人間の動作も同様で、軸がブレブレだと力が余計に必要だったり、自分の体を痛めたりしますので、まず最初にやらなければならないのは基準を整える「アライメント調整」ではないかと思います。
しかし、これが意外に難しい。
自分はまっすぐ立っているつもりでも、傍から見ると傾いていたり、曲がっていたりします。
傾いたり曲がった状態が続いて、それが基準になってしまっているのです。
それを支えるために余計な所が力んだり、固くなったりしたりして、更に事態をややこしくします。

これらを全体的に調整した上でスポーツや武術に取り組まないと、本当に効率のよい動きをするのは難しいのではないでしょうか。
という訳で、武術練習会でもこうした研究も積極的に取り組んでいこうと考えております。






7月の予定

武術練習会、7月の稽古日は、

7月8日(土)、15日(土)、22日(土)

の3回です。
第2週からのスタートですのでご注意ください。
どうぞ宜しくお願い致します。

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