常にまっすぐ

信頼できる家族や仲間がいて、住むところにも食べるのにも困らず、毎日仕事や勉強に励んで充実した生活を送っている人が突如殺人鬼になったりはしません。
(脳の異常とかは別にして)
犯罪を犯す人の大半は、あまりにも報われない人生を送っています。

だからどんなに刑を重くしても、治安維持に力を入れても、こうした人たちを減らす努力をしなければ決して凶悪犯罪は無くならないでしょう。
今の日本は、これを実証してしまっているように思います。

こう考えると、護身術を普及させても対症療法にしかならないのかも知れませんね。


●微妙な動き

今日は管理人が習ってきた柔術を稽古してみました。
まずは先日やってうまく行かなかった重心移動の崩しに再チャレンジです。

すべての技に共通するポイントは「常に姿勢をまっすぐに保つ」事です。
これが大前提で、ちょっとでも首がおじぎしたりすると重心が体の前面に移って相手の力とぶつかります。
自分では姿勢を保っている様でも、傍から見ていると体が傾いていると指摘されたりするので、細心の注意が必要です。
あとは踵重心とか、脱力、小さな動き、圧力を変えない、といったポイントも織り込んでみます。

やってみてすぐにつまづきました。
前回のようにリフトして固まったりはしないのですが、下に崩すとき相手の踵がツッカエ棒のようになって落ちてくれません。
試行錯誤中、観察力が鋭いKさんが「相手に力を伝えようと思わず、自分の中だけで動作を完結してしまったらどうか?」という提案をしてくれました。
それでやってみたら、なんとうまく行きました。
この時の重心移動は本当に微妙で、動いているのかいないのか分からないぐらい小さいものです。
それを、相手がいないものとしてやると、スパーン!とかかります。
やられている側からすると、まったく相手から圧力がかかっていないのに、ある瞬間になると突然体勢維持の臨界点に達してグシャッと潰されるような感じです。

「相手にしない」という極意の意味がほんのちょっとだけ分かった気がします。

今度は相手の胸に手を当てて、後ろ足から前足に重心を送って崩して見ます。
この場合は動きが小さすぎるとうまくかかりません。
はっきりと分かるようにやった方が効果が見えます。
働きかける位置の違いでしょうか?


●合気投げ各種

次は合気投げです。
最初は座り技。
ここでも「まっすぐな姿勢」が一番のポイントです。
これを守りつつ、腕の重みで落とし、自分の太もも辺りにターニングセンターを設けて前のめりに崩れてくる相手を横に投げます。
うまく行くと全然力が要りません。
やられる方も抵抗する間もなくストン、と転がされます。
落とすときに背中からヒジにかけての流れるような感覚が必要なようです。

最後に立って合気投げ。
別名を「引き投げ」と言いますが、引っ張るというより「落とす」ような感じです。
ここでも姿勢をまっすぐにキープ。
掴まれた腕を重く脱力させて相手を自分にくっつけ、横へ重心移動、崩れた瞬間に下へ投げ落とします。
今までこの技は座りも立ちも気が遠くなるほど稽古してきましたけど、いかに力技だったか思い知らされてちょっと複雑な気分です。

本当は今日のメインは4段階ある内の2段階目の技にしようかと思っていましたが、重心移動と合気投げだけで終わってしまいました。
もっと山ほど稽古したいなあ。


という訳で今月の稽古も終わりです。
参加して下さった皆さん、どうもありがとうございました。
4月は12日から再開です。
宜しくお願い致します。

スポンサーサイト

Powered by FC2 Blog

FC2Ad


Copyright © 武術練習会の研究開発日記 All Rights Reserved.