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ヨコからタテへ

施設の都合により3月の活動は今回でおしまいです。
しかし大勢の方にご来場頂き、本年度締めくくりにふさわしい賑やかな稽古になりました。

●横回転と縦回転

今回はKさんのレクチャーモードです。
何か技を掛ける時に上体はしっかり固め、手や腕が動かない分を前後の移動でまかなう、という操作について提案して頂きました。
前へ押す場合は、相手に固めた腕を接触させ、半歩踏み出しながら前に重心を送ると踏ん張っていた相手でも斜め下に崩されます。

鍔迫り合いのような形にしても同じことが出来ますから、剣道をやっている人はこれで相手を崩しておいて、すかさず打つ、といった戦法も取れるでしょう。
逆に下がる場合は固めた腕で相手を引っ掛け、重心を後ろに下げながら何らかのアクションを加えます。

壁際に追い詰められ、腰構えの拳を両手でしっかり押さえつけられると腰を回転させてパンチを出すことは出来ません。
しかし、反対側の手でそっと相手の肩を触りながら同じ様に拳を出すと相手は吹っ飛んで行きます。
実に不思議です。
少し原理的な事を考えてみましょう。

まったく武術や格闘技に縁のない人が殴り合いのケンカをすると、腰を中心に腕をフックのように振り回すそうです。
素早くパワーを乗せたパンチを出そうとするなら上体を回転させて遠心力を加味させるのが一番楽ですから、本能的にそういう方法になるでしょう。

しかし腰を回す運動は、体を捻って力を生み出すためエネルギーのロスが多いです。
更に、体の軸を中心に回すので支点の位置を読まれて攻撃の軌跡を途中で遮られやすい。
そのため、筋力が強くてスピードが速い方が有利になります。

それに対してKさんが学んで来られた方法は、運動としては体全体がタテ回転しているような感じです。
腰回転よりもはるかに半径の大きな円の、ほんの一部が攻撃に使われます。
しかも筋力というよりその人の体重が瞬時に乗りますので、相手が対処する間もありません。
壁に追い詰められて拳を塞がれた場合を例に挙げると、そのまま拳を出そうとするのは腰を回す横回転ですが、手を前に伸ばすことで全身のタテ回転に変換されるため、相手が吹っ飛んでいくのだと考えられます。

ただ、単純なタテ回転という訳ではなさそうです。
回転の中心自体が移動して、それにタテ回転がくっついていく様な感じです。
Iさんが発見された「足で虫を踏み潰すように」というコツは言い得て妙、だと思います。

この足を踏み出すタテ回転の動作は、太極拳や形意拳の型によく似ています。
おそらく目的とするところは同じなのでしょう。
今後もさらに追及して行こうと思います。


という訳で、今回も楽しい稽古であっという間に時間が過ぎてしまいました。
ご参加頂いた皆様、どうもありがとうございました。
稽古後の掃除が一瞬で終わって感動致しました(笑。

次回は4月18日(土)から再開致します。
こちらもどうぞ宜しくお願い致します。


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