スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

「みたいな感じ」で

エジプトのピラミッドなどの古代遺跡や日本の戦国時代の城郭などをつぶさに見ていくと、驚くほど高度な技術とユニークな発想で作られている事がわかります。
大昔の人達がこうした高い知識を駆使していた背後には「自然をよく観察する姿勢」があったと思われます。
現代人なら見過ごしてしまうちょっとした事から原理を見出していたのでしょう。
武術もそうした観察眼から生まれたのだと考えられます。
ヘンな科学に頼るよりも、目を開いてしっかり物事を見て、感覚を研ぎ澄ませる方が真理に至れるのではないでしょうか。

●手鏡など

今回は管理人のターンです。
最初に柔術の「手鏡」という技を稽古させて頂きました。
合気道や他の柔術では「小手返し」という名前になるかと思います。

この技を最初に習った時は、激痛を加えて相手を転がすものだと考えていましたが、今の先生についてアップデートしたら、むしろ痛くせずに転がす技、という認識になりました。
様々なポイントがあるんですが、今までそういうのがなかったから無理やりねじ伏せるような技になっていたのではないかと思います。
本当に技がかかると掛けた方も掛かった方もポカーンとするぐらい抵抗がないので、常にそういう感じで出来るようになりたいです。

●「感じ」で技をかける

次はイメージというか「感じ」で技をかける稽古です。
まず相手にグッと拳を出して踏ん張ってもらいます。
普通、これを掴んで引きずり倒そうとしても、捻ろうとしても容易に動いてはくれません。
そこで「はるか上空から自分が落ちてきて、拳に覆いかぶさる」という様なイメージと、その「感じ」を動作に付加すると、思いがけない重さが加わって相手が崩れてくれます。

このイメージとか「感じ」というのがバカに出来ません。
以前から何度か武術練習会でも研究してきましたけど、柔術の先生からヒントをもらってからは飛躍的に効果が増しました。
実際にその「感じ」でやられてみるとフィードバックしやすいみたいです。

色々応用も研究してみました。
壁に腕ごと押さえつけられたのを、イメージと「感じ」で飛ばす、というのをやってみましたが、あんまりうまく行かなかったので今後の宿題です。
遠くから打撃を飛ばす、というイメージを使う稽古もしてみました。
Kさんからは、飛ばすよりも相手の体の中で経路が変化した方が効くのではないか、というご指摘も頂きました。

●槍の技術

槍の合気上げ、というのがKさんから提案されました。
太極拳の「推手」という練習の中に槍術を応用した方法があり、そこからヒントを得たそうです。
槍は相手の攻撃を内外に巻き込んで突き返すのが基本ですが、この巻きが「崩し」につながっているようで、腕を介した巻上げで体が浮かされます。
同じ事を管理人も学びましたけど、こういう発想はまったく浮びませんでした(笑。

槍は人類が最初に作り出した武器だと考えられています。
長い棒の先に刃をつけただけのシンプルな道具ですが、自分の手の延長として攻防ができ、投擲することも可能です。
ホモ・サピエンスが登場したのは10数万年前。
ある時期まで共存していたネアンデルタール人も槍を使っていたそうですから、非常に付き合いが長い武器です。

自然淘汰が進化の方法だとすれば、槍を上手く使えた人たちが生き残ってきたと考える事もできます。
つまり、我々は皆「槍の達人」の遺伝子を受け継いでいる訳です。
古今、徒手武術の達人が槍術の名手でもあったのは、槍の扱いというのが人の能力を最も引き出す方法だったからかもしれません。
人類は「セイバー(剣士)」よりも「アーチャー(弓師)」よりも「ランサー(槍使い)」であったのです。
という事で、槍をもっと研究してみようと思います。

今月はもう1回、27日(土)に稽古します。
宜しくお願い致します。






スポンサーサイト

Powered by FC2 Blog

FC2Ad


Copyright © 武術練習会の研究開発日記 All Rights Reserved.

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。