一人稽古

今週は一人だったのでネタはありませんが、一人稽古の内容だけアップしておきます。
主に2つの鍛錬法を考えました。

先日太極拳の講習会を受けたときに、型を行いながら持つイメージについて教えて頂きました。
ただ動作をするだけと、何らかのイメージを込めて行うのでは効果が全く違うそうです。
そういうイメージを「意念」と呼びます。
意念を込めて鍛錬していると、それが具現化するのです。

例えば武術の達人と腕を軽く合わせると、妙な重みを感じます。
力を入れているわけでもなく、といって脱力して依さりかかっているのでもないのに、鉄の丸棒を相手にしているような感覚が伝わってくるのです。
本人に聞くと全然特別な事はしていないそうですが、普段から「重く」「下へ落ちる」といった意識を持って練習をしているみたいで、それが無意識の内に現れているという事でしょう。

そんな訳で試してみました。
今回は「ゲル」の中で型を行うイメージです。
ゲルというのはゼリーみたいな固体と液体の中間の状態の物質で、粘性が高いものを差します。
こんにゃくもゲルです。

このゲル中で型を行うイメージを持つと、動作が自然とゆるやかになります。
負荷がかかっている感じがするからです。
ただのイメージなんですが、しばらくやっていると汗が大量に出てきますので、実際に力が掛かっているのと同じ効果があるようです。
しかも手とか足だけを動かそうとすると抵抗があって動かない、というイメージを掛けていますので、自然と体幹を動かす事になります。

空手でも剣術でも、古流ほどゆっくり型を練っているそうなので、もしかしたら同様のイメージを持っているのかもしれません。
合気上げや木刀の素振りもゲルのイメージでやってみると面白い効果が生まれる可能性があります。


もう一つは「同時別々進行」です。
前回、ノンムーブメントからの技を研究しましたが、それの鍛錬法として考えました。
身を沈めるのと、手を捻るのを別々に同時に、あるいはタイミングをずらして行います。
ローリングを掛ける時には「一体化」をして、下丹田を前後に貫く軸を中心に回す意識を持ちます。

腰を回すのと手を振り上げるのを別のそれぞれ無関連に動かします。
この時には、合成された力が働くのを感じるようにします。

木刀の素振りも振り下ろすのと体を躱すのを同時に行うと、剣がゆるいカーブを描いて袈裟掛けに切り込んでいきます。
袈裟斬りにするというより、結果的に袈裟斬りなるといった感じです。


一人稽古というのは客観的なものがなくて難しいですが、組んでの稽古よりも圧倒的に機会が多いので、柔術系の武術でも取り入れるべきです。
そのためには効率的で速修できる体系を作る事が必要で、今後の課題です。
(もっとも一人稽古は、個人個人が工夫して自分用の稽古法を自分で開発するものだと思いますが)


次回は今週出来なかった「相手の反応を利用する」をテーマにしたいと思います。
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