武器の力

1週空けて稽古再開です。
今日は久々にメンバーが揃いました。


●太極拳の投げ技

Kさんの発案で、太極拳の投げ技を研究してみました。
今までの型解釈だとどこか引っかかってうまく投げられないので、視点を変えて見るとの事。

どの武術にも言えるのですが、型の用法は1つではありません。
相手を打っているだけに見える技が実は投げ技だったり、関節を決めたり、その他思いもよらない使い方をしたりします。
これは先生に教えてもらって初めて分かる事もありますし、何度も練習している内に自分で気がつく事もあります。
見た目や1つの考えに囚われない柔軟性が必要なのです。

今回の技も、型に従って打っている様に動いたら、相手がストーンと落ちるように崩れる投げ技だと判明しました。
全然関係なさそうなベクトルが合成されて、結果的に相手の重心を外すようになるみたいです。
こういう思いもよらない使い方が潜んでいるのが武術の技の面白いところです。


●武器のあれこれ

最近いきなり刃物で切られたり、後ろから棒で殴られたりといった事件が多いので、改めて武器術を稽古してみました。
今回は新メンバーのTさんから短い棒を使った武術を教えて頂きました。

この武術は大変実用的で、初めから武器を使って訓練をします。
管理人の経験では、徒手が主な伝統武術では武器術はかなり段階が進まないと教えてもらえないのが普通だったので、驚きでした。
しかしよく考えると、突然のアクシデントに備える為の武術なのに、何年もたたないと武器を教えないのはナンセンスだと言えます。
カリキュラムの問題か、はたまた生徒を長年引きつけておく為の「プレミアム」なのか、護身術としてやる気を疑いたくなります。
基本的な武器の扱いだけでも最初から教えるべきだと個人的には思います。

それはさておき。
Tさんの武術に戻ります。
武器を持った相手を制するのに、いくつか急所を決めておいてそれらをすばやく打ったり、止めるのではなく「いなし」たり、よく考えられています。
同じコンビネーションが棒術にも徒手術にも、ナイフなどを持った時にもそのまま使えるようになっています。
シンプルで憶えやすいという利点もあります。
メンバーみんなで基礎から練習してみました。

その後は様々なシチュエーションを考えてみます。
街でいきなり刃物をもった奴に襲われた場合、こちらが何も持っていないのは圧倒的に不利です。
以前にも何回か研究しましたが、武器を持った相手を素手で制しようと思ったら相当の腕前が必要です。
「キチガイに刃物」でも紹介したように、経験者が何人かで立ち向かっても危ないです。
逆に言うと、刃物を持った人間は1人で数人に匹敵する戦闘力を備えている、という事です。
素人でも武器を持った瞬間、スカウターの数値が数倍に膨れ上がるでしょう。
数々の通り魔事件がそれを実証しています。
まず、この事実をしっかり頭に入れておく必要があります。

そこで、こちらも必ず何かを持って対抗しなければなりません。
大体外出する際にはカバンを持って行くでしょうから、これを丈夫な物にしておけば防御に使えます。
また「服」も有効です。
上着を脱いで、相手の攻撃をからめ取るように防いだり、上達するとムチのようにパシッと打ったりも出来ます。
そういった方法をいくつか研究してみました。

最後に、いろいろな武器に対抗する手段も検討してみます。
Kさんからは中国武術の棒術を紹介してもらい、その対処方法を教えて頂きました。
管理人は日本の剣術とか居合いを出してみましたが・・・まあ、日本刀を持っている人に遭う可能性はまず無いので、あまり参考になりませんでしたね(笑。

という訳で、今週も楽しく稽古しました。
今月は来週もう一回ありますので、宜しくお願い致します。

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