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コラム「キチガイに刃物」

コラムは管理人が書きたくなった時に書きます。
私見なので、いろいろ大目にみて下さい。


合気道、柔術など、どの武術でも必ず「エモノ捕り」、つまり刃物で斬りかかって来るのを素手で何とかするという技があります。

私は昔から「こんなの使えるのか?」という疑問を抱いていました。

以前も書きましたが、刃物で人を襲うようなヤツは既に狂っています。
クレイジーなのです。
精神だけでなく、身体能力もケダモノ並に上昇している可能性があります。
秋葉原で暴れた男がよい例です。
(悪い例ですが)

つまり、刃物を持って獣人と化している怪物を、ちょっと技をかじったぐらいで捌こうというのは無理なんじゃないか?という事です。


そもそも武器を持った相手を素手で制圧するのは「無刀捕り」といって、どの剣術でも最高極意とされます。
柳生石舟斎とか冨田治部左衛門などの達人中の達人が出来る技であり、趣味で武術をやっているぐらいの人が真似できるものではないと思います。

以前通っていた道場で、シュミレーションしてみたことがあります。
一人が通り魔の役で、木の模擬ナイフを持って暴れているのを素手の4人が取り押さえようという設定です。
一応4人とも色々な武術を経験し、道場でも段位を得ています。
私もその中の一人でした。

結果は惨々たるものでした。
通り魔役に追い回され、4人で狭い道場を逃げまくりました。
全員どこかを切られています。
リアルなら血の海になっているところです。

模擬刀を持った偽通り魔でさえこれです。
とにかく武器を持って迫ってくる異常者に、とてつもない恐怖を憶えました。
本番だったらもっと動揺していたでしょう。
それなりに修練を積んでいたつもりだった我々の自信は脆くも崩れ落ちたのです。
昔日の達人クラスでなければ素手で刃物を持った相手と戦おうなどと考えない方がいいでしょう。

では、成り行きでそういう状況に陥ってしまった場合、どうするか。
こちらも武器を持つしかありません。
それも身長ぐらいある長い棒が必要だと思います。
できれば数人で遠くから棒で足やら頭やらをランダムに攻撃し、フラフラになった所を押さえつけて袋叩きにするのがベターでしょう。

警察も、武器を持った犯人を取り押さえるのに「さすまた」という長い棒の先にU字型の金具がついた道具を使っています。

そういう道具も用意できない状況ならば、大きめの石を拾って対応するのがいいと思います。
どんなに狂っていても、石をぶつけられれば怯みます。
手加減したら自分が刺されますから、おもいっきり投げつけましょう。
石が無ければ何でもいいからモノを手に取りぶつけます。
そうやって相手に背中を見せないように徐々に距離を取り、逃げるのです。
(生き物は背中を向けて逃げる者を追う習性がありますから、決して背中を向けてはいけない)


武術を研究しているとか言って、結局棒とか石かよ、と呆れられるでしょうが、幻想を抱いていても仕方ありません。
武術は「身を守る」のが一番の目的ですから、技を試しに行って刺されて死んじゃった、なんて本末転倒です。
自分の限界を知るというのも武術の修行の一つであります。
今出来うる手段で乗り切るというリアル志向も必要だと思います。

という訳で、「エモノ捕り」は、あくまでも「型」としての存在で、そのまま使う事は控えた方が良いでしょう。
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