焦点を合わせる、外す

5月に入って新メンバーが加わりました。
もう1人いるとツーマンセルが2ペア出来るので、興味のある方をスカウトしたいです。

●焦点を合わせる

今回は自分と相手との「焦点」を合わせる、という事にこだわってみました。
まずは管理人が先生から教わってきた「へそを合わせる」というのをやってみます。

自分と相手の「へそ」の向きをぴったり合わせて、ここから動かします。
試しにどっか向いて動かそうとしてみると、腕力だけになってビクともしません。
それを踏まえてヘソを合わせ、体全体で向きを変えると今度は動きます。

表現に違いはありますが、これはあらゆる武術やパフォーマンスに共通して言われている事です。
例えば剣道で竹刀の先をカチャカチャ触れ合わせるシーンを見ますが、レベルが高い人同士の戦いにおいて、あれは牽制し合っているのではなく、相手の中心を取り合っています。
自分の中心は相手に合わせ、相手の中心は外そうとしている訳です。

中心を合わせる為には、基本的に体を常に相手に対して正対させておく必要があります。
一部の流派では体を斜めにしたり、横向きにしたりもするので、こうした流派ではどのようにセンターを合わせるのか、詳しい方にお聞きしたい所です。

●焦点を外す

今度は「焦点を外す」です。
一例としてKさんが昔学ばれた腕の動かし方をやってみます。

横から両手で思いっきり片手を押さえつけてもらいます。
腕力で上げようとしてもビクともしません。
腕の形はそのままにしておきます。
そうしたら一端スゥーッと力を緩め、腕力を背中からの力に切り替え、背中で腕を持ち上げるようにすると簡単に上がります。

これは両手で掴んでいる方の感覚として、途中から力を加えにくくなって耐えられなくなる、という風になるので、腕を押さえるのにこだわり過ぎて、他の所に焦点を移されて対応出来なくなっているのではないか、と考えられます。
つまり「力点」をずらされている訳です。

柔術では力がまともにぶつかり合わないように注意します。
太極拳などでも力に力で対抗する事を「頂」と言って、固く戒めています。
相手からの力に焦点を合わせず、もしくは意図的にずらし、それで生じた隙に乗じて技をかける、という事でしょう。
実験的にやれば誰でも出来ますが、これをガチの勝負ですんなりやるには相応の稽古が必要です。


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