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横槍を入れる

前回も少しご案内しましたが、施設の都合により武術練習会は11月から来年1月までお休みします。
メンバーの皆さんにはご迷惑をおかけして申し訳ありませんが、どうぞご理解の程お願い致します。
再開時にはこのブログとメールでご案内いたします。

●横槍を入れる

今回はKさんのターンです。
ベクトル合成の続きをやってみました。

相手を動かしたい時、一番簡単なのは一方向から押したり引いたりする事です。
しかし人間は数10キロの重さがありますし、何より力の方向を敏感に感じてそれに対処する能力を持っていますので、よっぽど力の差がない限り自由に動かす事は出来ません。
そこで、人間のレジスト能力を利用しつつ、もっと少ないエネルギーを分けて作用させる「2方向のベクトル合成」で崩す技を試してみます。

まず、どういう方向でもいいので、単純に強い力を一方向から相手にかけます。
そうすると相手は本能的にそれに対抗しようと同じ力を逆方向からかけてきます。
力が拮抗して止まった所で、おもむろに直角からちょっと力を掛けると、合成されたナナメ方向に相手が崩れていきます。
対立している2人に「横槍」を入れる感じです。

色々なバージョンがあって、組んだ手の指だけを使うやり方や、引っ張り合う2人を横から指で突く、などレクチャーして頂きました。
ポイントは、
①一方向からの力を強くかけて、相手をそれにこだわらせる。
②ほんのわずかだけ動かす。
の2つです。
相手が対抗してくれないと、ゆるんだ所で掛けたベクトルが吸収されてしまいますし、大きな動きをすると力の方向を察知されて逃げられます。

人間は1つの事にこだわると他への注意が散漫になりますので、まずこだわらせます。
そして別方向から横槍を入れると、作り出されたベクトルは仕掛けた側にも予測出来ない方向に生まれるので、相手もそれに対応できません。
敵を騙すには味方から、と言いますので、他人だけでなく自分すらも欺くのです。
ちなみに昔、Mさんと研究した「プレセッション」や「ドライバーの原理」などは回転ベクトルを利用したもので、理屈は同じです。

達人と呼ばれる人達は、この合成ベクトルを2方向だけでなくもっと多方向から、タイミングもずらしながら自在に操っていたのではないか、と推察されます。
今後とも研究を重ね、何気なく使えるようにしたいです。


来週18日はお休みで、25日が今年最後の稽古となります。
どうぞ宜しくお願い致します。

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