伸張反射

現在借りている道場は畳が14列ひいてあります。
稽古の後、これをみんなで一列ずつ順にホウキで掃いていくのですが、当然人数が多いほうが楽です。
14人でやれば一人一列だけ掃けば終わりなので、今の目標は14人で稽古する事です。
利用料のワリカンも14人なら月一人130円で済みますしね。


●伸張反射の技

Kさんの発案で、「双按」を研究してみました。
「双按」とは太極拳の両手で押す技です。
(「按」は中国語で「押す」という意味。両手だから双按)

だいたい普通の人がやると手で押してしまいますが、それだと威力が出ません。
例によってKさんが鋭い観察眼でユーチューブの動画から瞬間的に「発」が出来る方法を見出してくれました。
まず相手に手をそっと触れて、テンションをかけないように手に体を寄せていきます。
ある所まで体が手に近づくと、腕がバネのように圧縮されて、反発でビヨーンと腕が伸びるので、その力を相手に伝えると飛んで行きます。

この反発は「伸張反射」と呼ばれます。
筋肉が伸ばされると反射的に収縮する反射機能で、ジャンプする前に膝を曲げる動作を入れるのは無意識にこれをやっているのです。
腕力で押すのとの違いは、腕力が最初から筋肉を収縮させているのに対し、伸張反射は伸びている筋肉を反射で収縮させるという点でしょう。
腕の伸張だけでも結構な力を発生させられますから、全身で「発」すれば相当な威力が出ます。
武術の型というのは、こういう「発」を出来るようにするための訓練だとも言えます。

伸張反射には二種類あって、一つは上記のような筋が一瞬伸ばされた反発で起きる「相動性伸張反射」です。
もう一つは「緊張性伸張反射」で、持続的に緊張を保ち、姿勢を維持したりします。
この「緊張性」の方は筋トーヌスとも呼ばれ、こちらも武術において重要な意味を持っているので、今後の研究テーマにしたいです。
(太極拳で言うところの「ポン勁」とは、この筋トーヌス状態を保つことではないかと考えられます)

どちらにも共通するのは、頭からの司令で動いていない、という点です。
あれこれ考えて体を動かすよりも、体に任せた方が効率が良いのかも知れません。





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