スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

一脚の秘

何かを探している時、思いもかけず別のものを発見してしまう能力を「セレンディピティ」と言いますが、武術練習会で技を検討しているとそういうのが結構発揮されます。
先生から教えを受けるのも大事ですが、能動的に追い求める姿勢がセレンディピティを触発するのではないでしょうか。

●一脚の秘

最近よくやるテーマは「目一杯押されても負けない構造」の検証です。

普通に2本脚て踏ん張っても、相手にパワーがあると押され負けしてしまいます。
パワーを逃がすか、パワーを遥かに超える構造を作るか、どちらかが必要です。
そこで「脚」から考えてみました。

何かモノを据える場合、最も安定するのは3点で接地させた時です。
これが4点だと重心が彷徨う事になって不安定になり、2点だと点を結んだ線と直角方向に倒れます。
3点なら点を結んだ三角形の中のいずれかに重心が存在するので倒れにくいのです。
ちなみにゴキブリが何故あんなに素早く安定的に動けるかというと、6本の足で左右交互に3点接地しているからで、高速移動できるロボットを作りたかったらアレを参考にするのがベストではないかと思います。

さて、人間の場合は足が2本で、両足と体の下を重心線が動き回ってバランスを取っているため、この範囲から重心が飛び出るとひっくり返ります。
2本足で立っている以上、この法則から逃れられません。
といって、足をもう一本増やす訳にもいきません。
ならば、逆に一本減らしてみたらどうだろう、と考えてみました。

写真を取る時に普通は三脚を使います。
前述のように、3点接地が一番安定するからです。
しかし、「一脚」というスタンドもあり、手軽に素早く撮影したい時には三脚よりも便利です。
カメラの重さが一点に集中するので、地面に突き刺さって安定するのです。

そこで一本足になり、しかもつま先立ちになってみたら、意外に耐えられる事が分かりました。
特に腕を伸ばして、かかってきた力をつま先に逃がすようにイメージすると、地面に相手の力がアースされるような感じになります。
踏ん張って耐えるよりもずっと楽です。
ただ、一本足でも直接体を押されると耐えられないのが不思議です。
あくまでも腕から脚、という経路が必要で、脚だけでなく全体で受ける工夫をしないとダメみたいです。

太極拳でやってはいけない事の一つに「双重」というのがあります。
読んで字のごとく、二本脚で立つ事です。
他の門派でも常に一本足でいろ、という教えがあるので、「一脚」に何らかの秘訣があるのではないかと思います。

次回は18日に稽古です。
宜しくお願い致します。


スポンサーサイト

Powered by FC2 Blog

FC2Ad


Copyright © 武術練習会の研究開発日記 All Rights Reserved.

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。