1万回以上

いじめが日本中で問題になっていますが、これを機に本質的な議論が進んで欲しいです。
もしここで有耶無耶にしてしまうと、いずれ社会を破壊するような深刻な事態に発展する可能性があります。

人を平気で死に追いやる子供達がそのまま大人になっていくのです。
これがどういう事か、お分かりでしょうか?
下手をすると日本が滅びます。
原発よりも早くなんとかしなければならない問題でしょう。

「いかに効率良く金を儲けるか」
そんなことばっかり考えてきた結果が今、現われている様な気がしますよ。


●1万回

武術は古流であるほどシンプルです。
技の数もそれほど多くありません。
それはすぐに身につける必要があったからこそそうなったのだと思います。

1つの技を身につけるのに何回ぐらい練習すればいいかというと、学習の研究や実験によって明らかになった所ではだいたい1万から2万回必要なんだそうです。
複雑な技を1万回以上やるには時間がかかるし、余分な動作が入る恐れもあります。
また、技がたくさんあったら1つ当たりに費やす練習量が減ってしまうでしょう。
そうすると、シンプルな技を選りすぐるしかありません。

争いが絶えなかった時代には、一刻も早く身を守る技術をマスターしなければならなかったでしょう。
試行錯誤の末、「シンプルな動作を身に染みるまで何度も練習する」方法が一番効果的、という事になったのではないでしょうか。

そんなわけで、私たちも最近では基本の技をいくつか選んで徹底的に練習することにしています。
今日は一人稽古用に大東流の「攻め手・掴み手」や太極拳の基本功などをピックアップしてみました。
1万回以上練習してどんな効果が現われるか実験です。

もっともやりゃあいいってものではなく、型の要点をしっかり守って、1回1回を丁寧に行うことは言うまでもありません。
手抜き工事をしたって何の得にもなりませんしね(笑。

1万回以上やって終わりではなく、その身につけたものを土台に、更に練習を重ねて精度を増していく事も大切だと思います。


<今回の参考文献>
斉藤孝 「暗記力」 NTT出版
海保博之「瞬間情報処理の心理学」福村出版
矢部 京之助 他 「入門運動神経生理学―ヒトの運動​の巧みさを探る」市村出版
ほか


と言う訳で今月の稽古は終了。
8月は4,18,25日の3回行います。


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