コラム「武術を楽しむ」

誰にでも熱中出来るものがあると思います。
例えば、釣りが好きな人は寒くても雨が降っても釣りに行きます。
パチンコがやめられない人は負けても負けてもパチンコ屋に入り浸るでしょう。

何かに熱中している時は「快感でやめられない」という状態になっています。
釣りなら魚が取れればそれに越したことはないが、それよりも「釣り」という遊びそのものが好きなのです。
パチンコも、お金を儲けたいという前提はあっても、実際に興奮するのは台がピカピカ光って玉がどんどん出てくる時でしょう。
そのシーンを見たいからお金をつぎ込んでしまう訳です。

つまり結果よりも「行為そのもの」に快感を覚えているのです。
それが「本当に好き」という事だと思います。

武術にも同じ事が言えます。
強くなりたい、上手くなりたい、と思うのは当然ですが、それだけを追い求めると結果が伴わなかった時に虚しくなってしまいます。
前回のコラム「ドラゴンクエストのように」でもお話した通り、人間の技能習得には熟成の時間が必要なので、結果が全ての人はこの期間に耐えられないのではないでしょうか。

反面、武術の練習をするその事自体が楽しいと思えるなら、結果はそれほど重要ではありません。
現在達人と呼ばれるような方々は、おそらく稽古を楽しむ事に重きをおいているでしょう。
(意識しているか無意識かは分かりませんが)
ちなみに私が出会ったすごい人達もそうでした。
駅で電車を待っていても型をいろいろ工夫したりして、他の人に奇異な目で見られても気がつかないぐらい夢中になっていたので、そばにいた私はちょっと恥ずかしかったです(笑。
しかし、それぐらい武術の練習をすることに熱心だからこそ上手になったのでしょう。

武術に一番必要な才能は「武術が何よりも好きである事」だと思います。
朝、練習したくて目が覚めて、仕事しててもどこか武術の事が頭から離れなくて、仕事が終わったらお待ちかねの練習タイム、という風になれれば時間の差はあれ必ず上達するでしょう。

武術練習会も、そんな感じで皆さんが週末が楽しみで待ちきれないという稽古会にしていきたいです。


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